コレと言った理由はないんだけど自分ちに則した話題が特になくて無言決め込んでました;; あとはアレ、クラ誕とか色々書き散らかしてるのが一個も最後まで終わらないからモゴモゴしてたのもある。プロット考えて満足しちゃう病なのかもしんない…今。
そんで何をしてたのかと言うとこのところは本読んでました。
アメコミが溜まってるのもあったし、チャンドラーを村上春樹が邦訳したの買ったもんで、前から持ってる清水訳版と読み比べてました。ちょっと面白いコトに気がついたよ。邦訳でずっと読んでると邦訳独特の言い回しとか、特に古い小説の『伝えづらいトコを曖昧にする』っつー手法なんかに慣れ親しんでたわけなんですよ。ところが春樹版はすっげー普通に読みやすいの。特に何十年も以前に訳した頃は読み手がその情景を的確に読み取れないだろうと、分かりやすく日本の言い方に置き換えたりしてる部分をそのまま書いてる。
昔、えーと誰だったか忘れたけど…都筑さんかな?の邦訳今昔記みたいの読んだ時に、50年とか60年前って固有名詞の意味がわかんなくて難儀したって書いてあったんですよね。『コーラ』は飲み物の名前って分かるけど『スコッティ』がわかんなかったとか。ティッシュって無かったし、その商標なんだって何処調べたらいいのか皆目見当がつかなかったてのを感慨深く読んだです。
マクベインやチャンドラーって日常の何でもない描写が多いから、そーゆー固有名詞が出てきたり、(当時)こっちではお目にかかれない風俗なんかは曖昧にぼかしてあったり、名詞を解説する為の補足的形容が使ってあったりしたの。
春樹版は当然ながらそーゆーのはなくて、すっごい普通の小説としてスラスラ読めちゃう。…なんだけど、あんまり読んだ実感が湧かない(笑)あのクソ面倒な言い回し=邦訳って刷り込みがされてたんだ…て気がついたっすよ。
久々にハードボイルド読んだもんで、そのまま未読だったエルロイの「ビッグ・ノーウェア」を読もうと探したら新品は売ってないし、図書館にも置いてなくてねぇ。
さすがにチャンドラーはあるけど(それでも全部は置いてない)、よく考えたらこのくらいの頃の米小説って、在庫してないんだねぇ。
W見てる時に(ウィングじゃないよ、ライダーね)、こんだけハードボイルドて言ってるからちょっとくらいは書店の棚に並んでんじゃね?と思ったけど、そんなことはなかった(笑)WはWだった。別にハードボイルドの普及にはなってなかったw