連休は画伯んちに遊びに行ってました。
相変わらずのオタトーク満載で愉しかったw
で、夏の映画を色々観ておりましたが、取りあえず一番厄介だったヤツから感想書きます(笑)
用事で日比谷方面に行ったのがレディースデイだったので1000円だから仕方ないかな…を発動できるってことで『おおかみこどもの雨と雪』を観ました。
すっごい広告打ってたから詳細はみなさんご存じと思うので、細かくは書かないけど、この前振りでお分かりのように自分はこの映画はダメでした^^;
や、クソだったぜ!でハッキリ言えないトコがダメで厄介な映画ですよ。ご覧になって好きだった方は時間の無駄なので読まないことをお奨めします。だから畳むよ。うん、マジで読まない方が吉です。
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厄介だと思いながら観た理由を先に書きます。
ガンダムの富野監督が大絶賛してたから観ました(笑)
まぁ、あの人が褒めるって事は少なからず「コイツは自分の敵じゃない」と判じられたからだってのは、長年富野作品観てたしインタブーやら対談やら読み漁った人なら解ると思うです。だってエヴァが出て来た時に「これは潰したい」て公言しちゃったしね(笑)
で、結論として「映像作品としたら富野御大が大絶賛するのは解る」てことでした。御大が何度も映像なんだからくどくど台詞で説明するのは愚の骨頂!映像で伝えないのはクソ!て言ってるのに対して、この映画は本当に台詞は添え物で映像でしっかり伝えてる作品ですよ。画の作り方も上手いし、好き好きはあるけども背景美術やらキャラクターの動きやら演出やらが、本当にすんばらしいです。観てて飽きないどころか、あっという間に時間が過ぎます。
でもね、オイラこの映画嫌いだったの(笑)
理想の母って言う偶像を更に美化してゴリゴリ押してくるんだもん(´・ω・`)
しかもあり得ない子育ての描写の端々に妙にリアルな現実を混ぜてくるから、絵空事だとわかってんのに猛烈に突っ込み入れたくなってウズウズしちゃうの。
あとね、特異な子供(おおかみに変身してしまうおおかみこども)を都会で育てるのは難しくて、田舎に引っ越して育てたら万事OK!だったってな、安直な田舎神話をしれ~と描いてくるのが鼻についてイヤでした。
小さな集落に得体の知れない母子が引っ越してきて、万事上手く行くとかどーゆー理論で事が運んでるのかサッパリ理解できなかった。だったら都会でもそれ変らないじゃんよ!てなりました。
妄信的な自然志向だって設定があればイイけど、特にナイから余計にモニャ~としちゃったんだな、これが(;´∀`)
あとすっごい個人的萌えの部分で貞本キャラデの「無精髭でダメそうでもっさりしてる癖毛の男」が(今回の狼おとこですな)、単なる子種提供者で速攻死んじゃうのも勿体なくてギギギってなりました。加持とか侘助とかと同じ大好物のキャラデが空気以下って悲しかったよ…orz
そんなこんなでケモナーとショタと理想の母萌えの人以外にはお奨めしかねます(笑)
あ、映像のすばらしさは本気で良いです。内容関係なく映像だけ見るならお奨め!!