一部では『工場萌え族(仮)』で有名な狗蔵ですが(笑)
工場以外で『妓楼建築』と『カフェー建築』に目のない特殊建造物萌え族(仮)です。
以前にハードカバーで出ていた「赤線跡を歩く」がリーズナブルなお値段でちくまから出ておりまして、それを買わなくちゃなぁと思いながらサラリと忘れておったです。
で、不意に思い出して密林で注文したのですが、うっかりしてる間に「2」の方も書店在庫ナシになってたよ;;増販や再販はおそらくないだろうから、これもちくま書房さんの胸先三寸にかかってるってことだと思います。(笑)←笑いごっちゃねぇよ!
工場の萌えどころは狗蔵の場合はパイプです。セメント工場の直線的なパイプも相当キますが、製鉄所や石油精製工場の折れ曲がって重なり合うパイプは萌えの極みです。
さて、工場以外の妓楼建築とかカフェー建築ってなんぞ?と思われる方も多いと存じます。
えーとね、書名でも解るように赤線にあった遊郭やら娼館の建物なんですが、戦前までの木造日本建築のが妓楼建築で戦後に当局が推奨した和洋折衷(何故かアールデコが多い)の木造モルタル建築のがカフェー建築でございます。
妓楼の方はアレだよ。銭湯の建物みたいなやつ。千と千尋に出てくる湯屋の平屋になったみたいな、老舗の料亭なんかもこの系列の建て方なんで見たことあると思う。
カフェーの方はなんて説明したらイイのかわかんないっす。窓とかドアとかは洋風で建物本体は普通のしもた屋みたいな、でも妙にタイルとか貼ってあってチープなデコラティブ装飾になってて、ステンドグラスが明かり取りの小窓なんかにはめ込んであったりする、ちょっと何のお店か解らないよーな建物。(あー、絶対伝わらないよ・笑)
赤線・カフェー建築でがぞ検するのが一番早いです。(逃げた・笑)
こっちの萌えどころは一部地域にしか存在しない(だって赤線だから)特殊な建物だってことと、現存する建築物がどんどん取り壊されていくってこと。あと、自分の実家が花街の端っこに隣接してたんで、この手の建物が並んでる町並みが原風景だってことだと思う。
保存するような立派な建造物じゃないから、ボロくなってそのまま放置されて、いつの間にか更地になってるってのがおきまりのコースなんだよね。
そーゆー知らない間に消えてなくなってくモノにキュンとする人にはかなりお勧めだと思います。(笑)あと永井荷風好きの人。(わかり辛い・笑)
サト 2009年12月13日(日)13時58分 編集・削除
荷風とか文学はサッパリなアタシですが、なんかイヌゾさんの趣味がすっごく見える…(笑)
赤線はアタシも持ってんだけどさっ(ぎゅっ)
特撮のロケは楽しいよねえ、廃墟めぐりでさ〜日本加工製紙高萩工場跡行きたいなあ〜でも入れないんだよな〜。
ちなみにアタシは近所の潰れたような、もしくは既に潰れた古い中華屋の手描き金文字入りのガラスウィンドーとかその周りの珍妙な色のタイルも好きだ。オレンジと緑とかの組み合わせの。
なんなんだろう、このククリ?