エウレカ映画の感想なんだけどね。
アリーさんトコで書いたのと同じです。
興味ある方はあっちで…て書こうかと思ったんだけど、そんなご足労頂くのも申し訳ねぇよなと思いまして、こっちにも上げておきます。
なんでアリーさんちなのかは押して知ってください。(笑)中の人繋がりでエウレカお好きな方が多いからってことでございます。
そう言えば「ポケットの…」てタイトル聞いた時、なんでYMO??て思ったんだけど、テレビ版があそこまでテクノ系使い倒してたから、ここは一発本家を使ったんだなと理解しつつ、きっとどっかでYMO流れるんだろなぁ〜と期待してたら一個も流れなかった。掠りしもせんかった。使ってくれよ!!
そんなこんなで相当に辛口なエウレカ映画感想であります。
総評:オヒサルの作ったパラレル同人みたいだった。本編登場キャラが違う役を演じる的な別の話だったんだけど、相変わらず構成が甘くて全体に何を言いたいのか判りづらい。恋愛をやりたいのか、世界の救済をやりたいのか、人との繋がりを描きたいのかイマイチ絞り込めてない。だから舌っ足らずな印象だけが残った。脚本キョーダが書くとこーゆー結果になりがちだけどね。既にゼフォンの時に学んではいたけどね…(笑)
突っ込みポインツは…
・そんなにハップとストナが嫌いなら出さなくていいよ!!特にハップは本編小説版に続いてとんでもねぇコトに;;つーか、アレがストナである必要性が全くないよね。名も無きモブでも全然いいよーな役回りだったよ。
・エウレカとレントンの恋愛描写がクドイ。一年かけて「好きだ!」「私も!」を繰り返し見てた時もやりすぎ感が否めなかったけど、一時間半強の間にこれでもか!と繰り返されると好い加減萎えました。「バカバカバカバカ〜レントンのバカ〜」てエウレカが頬染めながらレントン叩くシーンはその後呑み会のネタになったくらい笑えます。
・劇場版決定と共にオヒサルで外注募集してたくらい人員が不足してたのは承知しているが、テレビ版を編集するならちゃんとして頂きたい!良いトコもあったが、顔すげ替えるだけとか、正直「はぁ??」と思うトコが多いよ。
・モチーフにする単語やら事例がもの凄く厨臭かったです。(笑)見ててかなり恥ずかしかった。(オレの厨の頃のノート朗読されてる気持ちになった)
・ホランド!!あんたその結論でいいのか!!(見ながらMJK!!連発)それ、なんの解決にもなってねーぞ!!
・アネモネはテリーマンになったんだね?説明するだけの機械だったんだね;;
良かったトコ、萌えたトコは…
・ホランドの設定が35歳になってたvvv
・デューイとちっさいホランドが写ってる写真と「デューイ少佐の特殊な性癖…」て台詞で死ぬかと思った!!それ同人では散々読んだけど、オヒサルで来られるとひっくり返りそうになったv そーか、それでイイんだな( ̄ー ̄)ニヤリ
・手描きロボアニメの素晴らしさを堪能できた。村木氏は今現在、アナログでサーカスやらせたら一番かもしれんね!サーカス大好きだからものっそい目が釘付けになりました。めっさカッチョエエよ!!
・ホランドのキャラが始まってからラストまでの間にどんどん軸振れして全く定まらなかったお陰で、藤原啓治の芝居を山盛りで堪能できた。キャラぶれするのは良いとは思わないけど、個人的にすっごい美味しかった(笑)
・ホランド(こればっかし・笑)がテレビ版よりも凶悪だった。冷酷に敵を潰してた。あと、デヴィルフィッシュに付いてる特殊機能を発動する時の芝居がごっさエロかったです。トラパーと精神を人工的に融合させて、敵の核を探査しつつ、そこを攻撃するっつーシステムらしいのだが、その時の息も絶え絶えな様子とか、アドレナリンが極度に噴出してアヒャるギリギリみたいな状態とか、本当に前屈みになった。
・ちっさいエウレカとレントンとニルヴァーシュの幼生が涙が出るくらい可愛かったv もうおっきくならないで最後までちっさい子で良かった。ニルヴァちゃんは触ってみたかった。プニプニしてるに違いないよ!!
・タルホが作画含めて素敵だった。あとホラタルな方はきっともの凄く萌えただろう設定だった。ホランドがタルホに対してカッコつけて無くて、男前で実に良い男に描かれていた。
全部見終わって「これは本編大好きだと辛いな」と思いました。逆にこれを初めて見た方が楽しめたんじゃないか…と思いかけたけど、かなり本編知ってる人じゃないとワカラン設定があったし、それに対するエクスキューズが割愛されてたから、やっぱ駄目か…と思い直しました。
骨ズの作品て最終的に格好いい洒落たラストシーンを作るけど、主題がぼやけたまんまで「え?」てなるコトが相当多いのだけど、これもやっぱり骨ズだなぁ〜と納得した映画だったですよ。
エウレカが好きだったら面白いと思える部分が沢山あったよ。そうじゃない方がどう感じるかは、エウレカ好きすぎるので全然想像が出来なかったです。(笑)