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SCCでございます

イベントまでこの記事が一番上になります。(通常記事はこの↓ね!)
狗蔵個人サークル「Hard*Pain」はSCCに参加します。

5/3 SUPER COMIC CITY(有明ビッグサイト 東3 ユ10a)
アニメFC巌窟王で直参です。
新刊:『Paradise Lost』(A5/32p/コピー/R-18/カバ伯)
   『raise the temperature』(アリー本/ドロアリのエロ本)

既刊:巌窟王の在庫とアリー本の在庫を全部持っていきます。
   ガンクツのはベル伯とベ様伯とカバベル本です。(アリ本は別館でどぞ)

委託:弓月ホノメさんの既刊をお預かりします。判事受けだよ!フェル判事とカバ判事!

5/5のDOUBLE ATTACK4(ダブルオオンリ)にも参加するですが、そっちには他ジャンルの持ち込みはないですよ。(あったりまえか!w)


そんで新刊の説明。
小説版巌窟王をリスペクトしつつ、オレの考えた最高に格好いいカバを、伯爵との出会いから判事との邂逅辺りまでの流れで書いていこうと思う話の第1弾です。今回はカバと伯爵がメインの話。中にチラとカバ伯のエロ描写があります。つーかそこが書きたい。(笑)サンプルは導入部とエチいトコを載せてあります。
↓からどぞ!

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伯爵の書斎から次ぎに青年が連れて行かれたのは、家礼の控え室と思しき一室だった。そこには収監先へやってきたチンピラが居た。
「バティスタン、お前がこいつに屋敷の中を案内してやれ。」
「はぁ?なんだそりゃ?何でオレ?」
「伯爵がそう仰られた。」
バティスタンはそこで諦める。主がそう命じたなら従う。これが不文律と言うものだ。
「あんた、オレの事引き出しに来たチンピラ野郎じゃん。」
ベルッチオの横から声が飛ぶ。
「チンピラじゃねぇだろ?バティスタンのアニキだろ?」
「へ?なんであんたを兄貴呼ばわりすんだ?」
挑発に乗りかけた弟分の耳に、低く抑えた声が飛び込んだ。
「バティスタン…。」
「…ったよ。」
渋々に輪を掛けた了承。バティスタンは不承不承ながら青年を連れて行く羽目になった。
 どれほどの深さへ降りていくのか見当も付かない。昇降機のスピードは体感する不可思議な浮遊感から、相当の速さと察せられる。そして徐々に緩む速度。二度ほど室内の照明が点滅する。それが合図だった。か細い到着の電子音。目の前の扉がスルスルと開いた。
「どうだよ?」
得意気なバティスタンの言い回しに、青年は数秒何かを返すのを忘れたかに沈黙する。
「吃驚したかよ?」
畳みかける問い。漸く青年が口を開いた。
「ばっかじゃねーの?」
「へ?」
「虚仮威し……にしてもさ、これで畏まっちゃうヤツって所詮その程度って思うけどね、オレは…。」
「虚仮威しっつーけどな、これ全部マジモンの純金だぜ?メッキで下は石とかじゃねーんだぜ?」
「でも、ハッタリには変わんねーし。」
この世の黄金を総て持ち込んでしまったのかと疑いたくなる地下の別世界。敢えて醒めた台詞を並べる青年の反応が実は虚勢である可能性もある。それが詐欺師のハッタリなのか、或いは生業が作り上げた無意識の態度なのか、バティスタンにしてみれば、それらはどちらでも構わない、単にクソ生意気なガキの戯れ言にしか見えなかった。
 モニタに映る地下の映像。屋敷のそこここに設置される監視システムは当然ながらその場所の状況も主の書斎へと届けていた。
「面白い事を言う…。」
伯爵は泳がせた相手の言動を具に観察する。見つけだしたそれが、伯爵の仕掛ける禍々しいシナリオを演じきる役者に足る者か、それとも見かけ倒しのエキストラに過ぎないか、見定める時間はそれほど多くない。仮に使えない手駒であったら、脚本の一部を書き直さねばならなくなる。
 空間に広がる映像を眺め、伯爵は出来るならばあの青年が掘り出し物である事を望む。手を加えずとも、割り当てた役柄をこちらの予想以上に演じきるだけの資質であれと、冷ややかな表情を張り付ける面の裏で、祈りにも似た願いを抱いていた。


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 横になる伯爵の衣服を解きながら、ベネデットは股間へ当てた掌で、全く硬さを纏わないペニスを徐々に追い立てた。最初はただ宛った手で衣服の上から揉み込むことを続ける。細く開いた唇の隙間から、伯爵が微かな喘ぎを漏らすのを確かめ、手慣れた若者はスラックスの前を開き、未だ少しばかりの硬さを顕す陰茎を引き出した。
 指を絡め、ゆっくりと扱く。竿は指が上下するたび、思いだした風に脈動を刻み、わずかずつ刺激への反応を形にしていった。
「偶には嫌がるヤツもいるけどさ。オレは手でするのが上手いからね。あっと言う間に、硬くなっちまう。あんたも同じだ。」
時折、ギュッと指に力を入れる。伯爵は仰臥の姿勢で、まるで痛みを覚えたように、顔を歪めた。しかし、呻きの中に濡れた喘ぎが混じる。心地よさも感じているのは、疑いようのない事実だった。
 親指の腹で先端の丸みをグリグリと擦ると、細い割れ目が戦慄くように喘ぎ、まだ濁りを混ぜない体液が滲み出てくる。
「そろそろ後もかまってやらないとなぁ…。」
言いながら、更に強く隙間へ指を擦りつけた。
「んっ…ぁ…ベネっ…ト…。」
心地よいのか、それとも辛いのか、伯爵はやはり苦悶に堪える風にきつく双眸を瞑り、咎めを滲ませ、青年の名を口にした。
 そして後孔へ指を含ませてから半時間。たっぷりと内部へ塗りつけた香油の助けもあり、鳥羽口は元より、奥の狭さまでをも、ベネデットは満遍なく拡げ解した。
「誘われるだろ?」
指を引き抜く青年が訊いた。
「…?」
「あんたの事、貴族の連中はきっと珍しい生き物みたいに見てるんだろうなぁ。」
確かめる仕草で、アナルの周囲を指先が辿る。触れられる刺激に、そこは驚き軽く窄まる。
「ヤラせろ?って言われるだろ?オレだけじゃないぜ。アイツら珍しいモノが好きなんだよ。」
きっとココに突っ込みたいって、思ってる筈なんだ…。
徐に上衣を脱ぎ捨て、潔くスラックスと下着をはぎ取り、ベネデットは大きく開かせた伯爵の足の間へ躯を入れる。
「それに、指で触って判ったけど、あんた…すっごい絞まりがイイのな?一遍でもヤったらクセになるぜ…。」
股間の屹立へ片手を添え、既にジクジクと滲む精液で濡れた亀頭をアナルへ押し付ける。
「ギュウギュウ締め付けてくれよ。オレも最高の気持ちよさにしてやるから。」
躊躇いなど持ち合わせない青年は、押し付けた雄を一気に突き入れる。
「う…んっ…ぁ…やめっ…ぁ…。」
反射的に引ける伯爵の腰を、両手が掴む。逃げるな…と諭すベネデットは、愉しくてたまらないのか、厭らしい笑いを口元に浮かべていた。

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