夏ミケ詳細を書いておくです。(ミケ当日までこの記事が一番上です)
8月16日(土/2日目)東1ホール B-38b 『G3Z』(画伯との合同)
*当日弓月ホノメさんの既刊とご本人をお預かりします*
新刊
『a sense of distance』(戦闘妖精・雪風/零×ジャック/小説)
『醒める男』(ガンダムOO/アレハンドロ×アリー/小説)
狗蔵は上記二点の他に巌窟王と血+の既刊があります。
画伯はペーパーを持って参加しますよ!未だ見てないけど、きっとスバラなペーパーと思うよvv
*当日、11月3日全国大会(OOオンリ)開催のアリー受けプチオンリのチラシを配布*
同日発行のジュリアス様バーステーアンソロに参加させて頂いています。
ゲームは東4・5・6方面だと想われます。どぞどぞヨロシク!!
折り畳んだ中にゆっかぜ新刊のサンプルがあります。良ければお味見でも〜
遠くに基地を照らす外灯が見える。煌めきは、周囲の暗さが増すごとに数をふやす。ただ既に今日の役割を終えた昇降機の周りには灯らない。だから空の微かな変化を、こうして邪魔されずに見つめていられる。今の彼には打って付けの場所だ。頭を冷やせと言われたブッカーには、これ以上の場所はここいがい何処にも存在しないとすら思えた。
「貴方らしくない…か。」
口に出して言ってみる。形にすると妙に笑えた。それは彼の上司が寄越した台詞だ。
「何がオレらしいんだ…。」
自問とは違う。自らに訊いたところで、答えなど存在しないと判っている。言葉にしたのは、単に吐き出してみただけだ。そして案の定、なんの解決にもならなかった。だから口の端をゆるく引き上げ、彼は薄く嗤った。自嘲というほどではない。少しだけ、自身が馬鹿らしく思えただけのことだ。
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持てる筋力が余すことなく彼を前へと進める。片腕が水面下へ降り、もう片方が鋭角に持ち上がり、交互に繰り返す動作に無駄はなく、惚れ惚れとするほど形の良いクロールで彼は50Mを一気に泳ぎ切った。そしてターン。折り返してからも速度にゆるみはない。逆にピッチが上がったかに見えた。100Mを苦もなくこなし、零は顔を上げる。
「泳げよ、ジャック。」
プールサイドで半端にしゃがみ込む男が、駄目だという風に掌をユラユラと揺らす。
「頭を冷やすならコレだ。」
ゴーグルを外し、零は誘い文句を重ねた。
「水着を持ってきていない。」
泳げない理由をブッカーは短く伝えた。
「泳ぐなら先に言ってくれたら良かったんだ。大体おまえは説明をしなさすぎる。行き先がここだと一言いったなら、オレだって用意をして来たさ。」
「俺の所為か?」
「別に責めちゃいないが、これじゃぁ泳ぐに泳げんだろう?」
萎れたツラの男が諦めた風にそう言った。
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腹の中を二本の指が動き回っていたのは短い時間だった。無理矢理ではない、ギリギリのところで零はあっさりと指を抜き取る。急いているわけではないだろうが、彼は殊更に長く指を埋めていない。自分の持ち物が納まると践んだ途端、それは見事に失せていく。そして待ちきれないとばかりに侵入する熱を孕んだ硬さ。自らの欲望に素直な男は、こんな時にもそれを貫き通すのだ。ブッカーは既に慣れている。けれど慣れていても、ねじ込まれる側の都合など、爪の先ていどしか頭にない男のアプローチには竦んでしまう。特にその場所、何かを飲み込む造りにはなっていないアナルは、頑なさを誇示し、拒む風に窄まる。
丸みのある先端の感触がそこへ当たる。双眸をかたく閉じたのは、ブッカーの本能だ。後が約束ごとのように竦むのを感じた。
「何で、いつもこうなるんだ?」
馬鹿馬鹿しいくらい冷静な問い。別段、相手に回答を求めてはいない。単に不思議だと感じたままが言葉になったらしい。だからブッカーは口を開かなかった。
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『a sense of distance』より抜粋
志知 2008年08月14日(木)00時14分 編集・削除
おおおお久しぶりです覚えておられるでしょうか??(汗)志知です。
ブログで進行状況見てはニヤニヤドキドキしとりました(笑)
ゆっかぜ新刊買いに行きますー!やったー!!ブッカー!!
今から超楽しみです…★